こんにちはトラ次郎です。
今日は「赤ワインを入れすぎたカレーの直し方」についてお送りします。
カレーの隠し味に赤ワインを入れると美味しくなる、とのこと。
ただ、カレーに入れるワインって入れ方とか量を間違えると、チョット奇妙な味になるんですよね~
酸っぱくて、渋くてヘンな感じ。
そのままじゃ、家族にブーブー文句言われるかも?
そこで今回は、赤ワインを入れすぎたカレーの直し方についてまとめてみました。
赤ワイン入れすぎカレーの味を修正する方法
カレーに赤ワインを入れる量は、調理法によってそれぞれ違います。
なので、一概に「何グラム入れると良い」と言えないんですが…
今は、そんな事どうだっていいですよね?
すでにワインが入っちゃって「あちゃーどうしよー」の状態ですから。
なんでもいいから、食べれるカレーにしなきゃいけません。
それじゃ早速、ピンチの赤ワインカレーを救出する作業に入りましょう。
水で薄めて煮詰める
ワインを入れ過ぎたカレーを水で薄めて→蓋をしないで中火で煮詰める
※シャバシャバするくらいに薄めて、焦がさないように注意
カレーに赤ワインを入れる時は、水を入れる前にワインを煮詰めるといいんですが…
現時点で、水はおろかカレールーも入っちゃってますよね。
その状態で、ワインのアルコールや酸味を煮詰めて飛ばすのは、かなり面倒くさいし焦げるかも。
そこで、煮詰め作業がしやすいようにカレーを水で薄めて、中火で加熱できる状態にします。
んで、ある程度に詰まったら一度味見をしましょう。
たぶん、ワインの匂いと酸味がだいぶ抑えらたのが分かると思います。
そうしたら弱火に切り替えて、調味料を入れるステップへ進む!
使用する調味料
シャバシャバの赤ワインカレーを中火で煮詰めると、少し食べやすくなるんですが…まだ、ワインの風味が気になるんじゃないでしょうか。
そこで、調味料を使って味の微調整をします。
砂糖
砂糖を少しずつ入れて味見をする
砂糖を入れることで、ワインの酸味をまろやかにします。
もちろん「入れ過ぎ注意」なので、少しずつ入れて様子をみましょう。
甘くなる寸前の「ちょっと変わったかな?」くらいでOK。
砂糖の甘味でワインの酸味を完全制圧しようとすると、甘すぎて自分がどつぼにハマります。
中濃ソース
中濃ソースを少しずつ入れて味見をする
※中濃じゃなくても、ウスターとかトンカツソースでも大丈夫
中濃ソースは、ワインの渋みとカレーの味を馴染ませます。
ソース系の味は渋味を肯定する風味なので、カレーに渋い味が入っていてもヘンな違和感を感じさせません。
渋さを抑えるんじゃなくて、渋さを味方にするやり方。
赤ワインとソース焼きそばって、妙に相性がいいじゃないですか。
それと同じようなノリですね。
もちろん「入れ過ぎ注意」なので、少しずつ入れて様子をみましょう。
少しずつ入れて味見をしてると、ある時点から味の風向きが変わるのが分かります。
フッと、ワインのイガイガした感じが優しくなるんです。
そこまで来たら、ソースは終了。
もしソースが終わって、今度は逆に酸味が気になる事があるかも知れない。
(気にならなかったら味付け終了)
そしたら、もう一回砂糖で微調整します。
くれぐれも「微調整」ですからね!
甘くするのではなく、酸味の角を取るのが目的です。
んで、仕上げに弱火で煮込み、お好みのトロミ加減までもっていきます。
修正したカレーはどんな味?
さて、出来上がったカレーはこんな感じ↓
かなりドス黒いですね…
これは、画像をいじって黒くしたワケじゃないです。
水6:赤ワイン4くらいの割合で作ると、こんな感じでワインの色が強く出ます。
んで、お味の方は・・・
- 思いっきりワインの香りがする
- 酸味がはっきり出る
- 渋くて深い味
こう書くと、ちょっとマズそうな感じがしますね(^^;
でもでも、そんなに悪くないですよ。
酸味は残るけどイヤな感じじゃないし、渋味は大人っぽいカレーの雰囲気を醸し出す。
ある意味、手の込んだ深い味がます。
確かに、ワインの風味は強いかも知れない。
けど、美味しくなる方向に調整してあるので、これはこれでイケてると思います。
雨降って地固まる…って感じですかね。
ま、最初から適量を守るのが一番なんですが。
ちなみに、赤ワインも銘柄によって味が違い、同じように作っても風味に差が出ます。
また、カレールーとの相性もあるので、いろいろ試すと面白いですよ