こんにちはトラ次郎です。
今日は「カレーの煮込み時間を短縮する方法」についてお送りします。
カレーって時間をかけて煮込むと、優しい風味が出ておいしい感じがしますよね。
でも、そこに至るには…お家の場合だと「一晩寝かせて」作るのが一般的だと思うんです。
ただ、そこまで時間をかけるのってチョットめんどいじゃないですか…
そこで今回は、煮込み時間をギューっと短縮したカレーの作り方についてご紹介します。
30分で一晩寝かせたカレーを作る方法
カレーは長い時間煮込むことで独特のまろやかさが出る。
で、それをお家で作ろうとすると「一晩寝かせる」の 普通だと思います。
しかし、作り方次第では「一晩寝かせたカレー」を30分で作ることが可能。
可能っていうか…
100%同じじゃないんですが、80%くらいはそれっぽい味がだせます。
もちろん、マニアックな隠し味とか圧力鍋なんかいりません。
普通の材料、普通の調理器具で簡単に作れます。
あえて言うなら、氷水を使うのがちょっと変わったところですかね~
鍋を二つ用意する
30分で「一晩寝かせたカレー」を作る時は、二つの鍋を用意して同時進行で調理します。
(と言っても、そんなに難しいことじゃないですよ)
この二つの鍋は、便宜上「カレー鍋」「具材鍋」と呼ぶことにします。
使い方は、規定量の具材や水を半分にして、それぞれ二つの鍋に割り当てる。
んで「カレー鍋」の方はカレーの調理に使い、「具材鍋」は具材の煮込みに使うんですね。
では、具体的な手順を見てみましょう ・・・
作り方・煮込み時間は20分
「カレー鍋」の作り方
まず、カレー鍋の作り方について。
文章で書くと読むのがめんどいので、箇条書きにしました。
鍋に半分の水(トータル10人分だったら5人分)を入れ、火にかける。
↓
具材(野菜)の半分をすりおろして、カレー鍋に入れる。
↓
沸騰してきたら、かき混ぜながら2~3分煮込む
↓
火を止め人数分のカレールー(トータル10人だったら10人分)入れて溶かす。
↓
カレールーが溶けたら、再び加熱してとろみを出す。(かなりドロドロ)
↓
とろみが出たら、氷水の入ったバットで鍋を冷やす。
※冷やしてる間に具材鍋を作ります
「具材鍋」の作り方
鍋に半分の水(トータル10人分だったら5人分)を入れ、火にかける。
↓
残りの具材を切って具材鍋に入れる。
↓
そのまま15~20分煮込む。
↓
さて、具材の煮込みが終わる頃になると 、カレー鍋の方もいい感じに冷えてきます。
↓
そうしたら・・・
カレー鍋に具材鍋の中身を入れる
↓
カレーと具材が馴染むように混ぜる
↓
よく馴染んだら3~5分煮込む(焦げ付かないように注意してください)
↓
出来上がり!
このやり方で作ろうとすると、最初は45分くらいかかるかもしれません。
でも、2~3回作ると要領が良くなって30分を切れるようになります。
人それぞれ「かき混ぜる時は、菜箸の方がやりやすい」とか「具材を煮込む時は、鍋に蓋をした方が早い」みたいなちょっとしたコツあると思うんですね。
2~3回作るとそういうのが自然と組み合わさって、結果的に調理時間が短くなります 。
なぜ一晩寝かせたカレーは美味しいのか?
一晩寝かせたカレーの美味しくなる理由は…
- 味が具材に深く沁み込む
- ジャガイモのでんぷんが溶け出す
- スパイスが揮発して風味が柔らかくなる
とか、いろんな説明の仕方があります。
でも、一晩寝かせた風味を出すために個別に「じゃがいもを溶かす」とか「風味の柔らかいスパイス」を使っても、ちょっと違うんだよな…って感じがするんですよね。
僕もいろんなやり方を試してみましたが、簡単すぎる方法だとイマイチっぽい。
あの独特なまったり感とか、角の取れたスパイス感が出ません。
やっぱ理想は「普通に一晩寝かせること」。
しかし、それだと時間がかかりすぎる…
ってことで、一番良い塩梅だったのが今回ご紹介した作り方でした。
カレーに溶け込ませる野菜は、じゃがいもだけじゃダメで、やっぱ人参や玉ねぎもセットになっていないと良い味が出ません。
しかも、カレーと一緒に煮込まないと「似てるけどちょっと違う感じ」になるんですね。
中には、じゃがいもを入れない設定のカレールーもあるんですが、そういうのは裏書に従って具材を選んでください。