こんにちはトラ次郎です。
今日は「片栗粉でカレーにとろみをつける」についてお送りします。
カレーのとろみって基本は小麦粉で、後はじゃがいもや玉ねぎが溶けてトロトロになる感じですよね。
それを片栗粉で代用するとどうなるのか?
イメージ的には「カレー丼」とか「カレーうどん」を連想すると思うんですが…問題は、それが実際に食べて美味しいかどうかですよね~
そこで今回は「片栗粉のカレー」と「小麦粉のカレー」の両方を作って試食してみました。
カレーのとろみは片栗粉でつけても良い?
お家で作ったカレーにとろみを出すとき「片栗粉を使う」って言うと・・・
「マジありえない」とか
「そんなのカレーじゃない」
みたいに反対する人がいます。
イメージ的に、NGっぽい感じがするんでしょうか…
でも 、ハウスやSBなどのサイトを見ると「 片栗粉OK」 みたいな記述もあるんですよね。
これって、どういう意味なんでしょう?
日本の食品メーカーが大丈夫だっていうんだから、それはそれで信用があると思うんです。
おそらく、いろんなケースを想定して何百回も試食しているでしょうから。
もしかして「片栗粉はギリギリOKで、小麦粉はそれよりもう少し良い」ってことなのかな?
しかし、ギリギリOKのカレーってイマイチ美味しくなさそうですよね…
できるなら、もう少し余裕を持ってカレーの味を楽しみたいですから。
個人的には・・・
片栗粉のカレーうまいよ
って思ってたのですが「気のせい」って事もあります。
ならば、実際にカレーを作って食べてみれば、なにか分かるかも知れません。
実際に試食してみた
さて、いつものように2種類のカレーを試食してみました。
違いは「片栗粉でとろみをつけた」と「小麦粉でとろみをつけた」のみ。
ベースとなるカレーは、通常の半分の量のカレールーを使い、スパイスや調味料を追加して味を整えます。
とろみ加減は、かなりシャバシャバでしたね。
使用する片栗粉や小麦粉の量は「何グラム」と決めずに、仕上がりのとろみが同じになるように調節しました。(水溶き片栗粉&水溶き小麦粉)
片栗粉と小麦粉の違いは?
えーと…初っ端に白状しちゃいますが、片栗粉と小麦粉でとろみをつけたカレーの違いは、それほど大きな違いはありませんでした。
全体のうち94%くらいは同じかな~って感じがします。(個人判断で)
これは、残り6%がどっちかが負けてるとかじゃなくて、味の同じ率が94%ってこと。
ただ、一口食べ比べただけで「あーやっぱ違うね」って分かるので、その辺の違いについてレポートしてみたいと思います。
味の特徴:片栗粉
- キレのあるカレー感
- クリアですっきり
- トゥルンとしたとろみ
味の特徴:小麦粉
- 普通ぽいカレー感
- クリーミーでまったり
- トローっとしたとろみ
どっちが美味しい?
片栗粉のカレーと小麦粉のカレーを食べ比べて、どっちが美味しいかと言うと…「僅差で小麦粉かな~」って感じがします。
それは、片栗粉のカレーがマズイとかじゃなくて、小麦粉のカレーの方が普通っぽくて万人受けしそうな味だから。
多数決で決めたら「小麦粉の方が支持率高そうかなー」と思って、小麦粉の勝ちにしました。
でも、そんなに大きくは違わないですよ。
わざわざ二つ並べて食べ比べれば、それぞれの違いは分かります。
でも、単品で出されたら気がつかない人もいっぱいいるんじゃないでしょうか。
また「片栗粉のカレーの方が美味しい」って思う人がいても、全然おかしくないと思います。
片栗粉のカレーは味がスッキリ目なので、具材の味がくっきり出るんですよね。
それに対し、小麦粉のカレーは若干クリーミーなので、具材の味がベールに包まれたような感じがします。
ま、それゆえに全体のまとまりが良いんですけど。
あと、今回はカレールーの割合を普通の半分にしましたが…これより少ないと、もう少し片栗粉と小麦粉の違いが出るかもしれません。
でも、通常の量に対して、カレールーを1/3しか使わない人っているんでしょうか?
そんな「限界ギリギリ」を狙ってくるような人は、料理上手な確信犯ですよ、きっと。
たぶん、とろみの件は承知のうえで、美味しいカレーを作っちゃうんじゃないかな~と思います。
ま、それはそれとして…
「カレーのとろみが少し足りない」みたいなパターンだったら、片栗粉でも全然OKですよ。
片栗粉だと、とろみが早く出るのもちょっとしたメリットですかね~